モデル撮影と店舗スタッフの撮影の効果と考察 スタッフスタリング

婦人服の商品撮影と、ネット販売(EC:Eコマース)についてです。

婦人服の商品撮影は、

  • ブランドイメージ撮影
  • ブランドのカタログ撮影
  • ブランドオフィシャルサイト用のイメージ撮影
  • ネット販売用撮影
woman in a gray dress in a grassland
Photo by Vlada Karpovich on Pexels.com

モデル撮影は、ECがこんなに流行る前の、カタログビジネスの時代から商品を美しくみせ、そのブランドの世界観や、スタイルの提案を行う上で欠かせなものです。
ECは、いわゆる「ささげ」モデルでの撮影があります。「ささげ」とは、撮影(さつえい)・採寸(さいすん)・原稿作成(げんこうさくせい)の頭文字をとり「ささげ」と称しています。アパレルファッション業界では、そのように称されています。まず商品が入荷したら、すべての商品を「ささげ」の場所に移動し撮影を行います。モデルの平均身長は170cm以上が一般的です。170cmの方が着用すれば、その商品はそれなりに見えます。モデルさんもプロなので、効率的にかっこよく、美しく商品を撮影することができます。
その写真を見た、お客様の心理を想像すると、2段階もしくは3段階に心の動きがあるのではと思います。

  • 第一段階:素敵なスタイリング、美しいスタイングに見える商品に関心がわく
  • 第二段階:商品の細やかな点(素材・価格・着用シーン)を点検
  • 第三段階:このモデル170cmだけど、私は158cm 自分に似合うか?

この第3段階の壁は大きく、ここで購入の背中をおされるか?とどまるか?なのです。

これとは別に、モデルさんを起用しない、店舗スタッフの

  • スタッフがそのブランドのスタイリングを着用した撮影

があります。スタッフがそのブランドのスタイリングを着用した撮影は、インスタグラムの出現とともに、個人が発信する情報として確立しました。

スタッフスタイングは、お客様が関心を持った商品を、様々な身長のスタッフが着用し、自分の身長・体重などに近いリアリティーのあるスタイリングが確認できる点が、お客様の支持を得ています。スタッフスタイリングのポイントは

  1. ささげ撮影は、170cm超のプロモデル。自分の着用シーンをイメージできないので、リアルな着用イメージに近いスタッフの着用で、お客様ご自身の着用感をイメージできる。
  2. いつも顔なじみをスタッフがECサイトで登場すると、そのサイト自体に愛着を感じる。お客様がご来店時に「スタイングみたよ」と声をかけていただくようなこともあり、スタッフの励みになる。
  3. スタッフが、スタッフスタイリング登場するために、本気でスタイングの勉強をする。そしてスタイリングのコメントを記載するので接客時のおすすめの言葉として使いやすくなる。
  4. インスタなど情報配信する際にスタイング撮影が、スナップ撮影としてアイフォンを使った撮影・加工などの勉強になるなどの利点がある。

この1が、上記の第3段階の壁は大きく、ここで購入の背中を押す効果があるのです。

スタッフスタイリングのポイントの1から4を考察すると、お客様にとっても、販売スタッフにとってもメリットが大きいのです。

アパレルファッション業界で、スタッフが自分の写真を撮って情報発信することが当たり前の時代になりました。アパレル各社はデジタル施策の一環として、店舗スタッフのスタッフスタリングを強化せざるを得ないのです。

スタッフスタリングはこちらから

EC業界のそれっぽい言葉集はこちら

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