社長が席を譲りなさい

若い方といっても誰だろう

その若さで老人のように将来のお金や体力などの計算はするな。

そうしてだれでもない君、君自身の踏み出すこと。それが第一だ。

心配するな。人間は案外簡単には死なないものだ。

老人は、求められたら応じるアドバイザーとしていつも控えている。

目次

内容紹介

30年前、日本のバブルがはじけた。

その30年前は高度経済成長がはじまり、さらにその30年前は戦争へとつながる満州事変が起きた。

時代は30年ごとに大きな転換点を迎える。もう昭和・平成の成功体験は通用しない。

感染症、自然災害の頻発、地球温暖化、人口減少、中国台頭など、激変する時代を生き抜く

知恵を語り尽くす、著者渾身のメッセージ。

『令和日本の大問題』を改題・加筆文庫化。

目次


第1章 いますぐ昭和・平成の成功体験を捨て去れ!
第2章 働き方は自分の意思で決めろ!
第3章 絶望を見据えることでそこに希望の光を発見できる
第4章 避けられない危機の上に日々暮らしていることを忘れるな!
第5章 人口減少社会の真実を直視せよ!
第6章 これからの30年、日本の周辺で起きること

3つのポイント

①働き方について

第2章 働き方は自分の意思で決めろ!

ボットのように[休め][働け]と命令されるのは人間の労働とはいえない。

自分で選ぶことが大切だとしみじみ思う。

労働時間ばかりにフォーカスされいるが、すでに日本の労働時間は他国よりも少ない。

人生の中のライフステージにより、考えておくべきか。

老人になったら働かないという選択肢もあるが、それでぼけていくばかりではないか。

企業人である限り、それぞれの方々に配慮し、成長を促していくべき。

②これから起きる大災害について

第3章 絶望を見据えることでそこに希望の光を発見できる首都直下型地震も、

南海トラフ地震も、今後30年以内に70%の確率で起きる。

我々にできることは、災害による犠牲者を減らすことに備え努力をすることだけだ。

③中国の民主主義国家化

第6章 これからの30年、日本の周辺で起きること

中国もこれから民主主義にならざるを得ない。

アメリカとの関係だけではなく、他国との関係性が大事なる。

生活レベルの各国との関係、抱く感情との違いを認識せざるを得ない。

感想

メッセージがとても熱い。

若い方向けのメッセージだが、60代でも青二才に見えているのでしょう。

とても仕事に情熱を注がれた方だと思う。

少し日本の将来を憂いて、喝を入れたがっているのでしょう。

「社長が席を譲りなさい」という題名ですが、社長が読む本ではありませんでした。

中国の将来予想図はとても面白く感じました。

そのような視点で今後と日本と中国の関係を見てみたいと思います。

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