今年で7年目を迎える。
2015年2月7日から禁煙をはじめて、まる6年、今年で7年目を迎える。禁煙を始める前は、毎朝淡が絡み、独特の気持ち悪い感じ。そして禁断症状の朝の一服。当然家の中では吸えないので、ベランダで。冬場の寒い時期でも外にパジャマで出なければならない。酒を飲むとたばこが進み、食事は最初だけ。飲みながら煙草ばかり。飲み会のある日は2箱ぐらい吸っていたか。
子供のころ父親が、家族みんなの食事中もたばこを吸っていた。それが当たり前の時代なのだ。 「受動喫煙」という言葉すらなかった。私は父のそばの椅子に座っていて、食事中にたばこを吸われるのを嫌っていた。父がそばいること自体がストレスとなって、食事中も「うーん。うーん。」と無意識でうなっており、母から制止された記憶がある。そんな私も大学に入り、酒とたばこに浸る状態になった。大学のキャンパスでも吸っていたと思う。
辞めるきっかけ
そもそもそんなにうまいと感じない。朝体調そこそこ悪い。恐ろしいチェーンスモーカーで、会議中もたばこを吸いに離席する。妻からも忌み嫌われる。母からも体調を気を付けるように言われる。歯の調子も悪い。黄色いし、よく抜けるようになってきた。チェーンスモーカーなので、車に乗っていても、がまんできずイライラ。イライラを周囲にぶつける最悪の人格。
子供が小さいころ、鉛筆でたばこを吸う真似をされた。子供も喫煙者にしたくない。喫煙に対して、社会環境もどんどん変化し、喫煙者は追いやられる。喫煙場所もなくなる。レストランでは吸えない。コンビニでたばこは買えるが、吸える場所はなくなった。飲み屋もなくなってきただろう。むしろそんな飲み屋は貴重である。気持ちのなかで少し圧迫感を感じる
6年前 禁煙外来の先生に伺う。
禁煙外来である。子供たちが長年お世話になってきた、地元のお医者さんだ。年に子供たちが、何回もお世話になってため、気軽な気持ちで伺う。よく知っている先生なので、禁煙失敗した人と思われたくないというちょっとしたプライドもあった。ファイザーの禁煙プログラムを使った。チャンピックスだ。
- チャンピックスはニコチン受容体の部分作動薬であり、2つの作用が禁煙効果を高めます。
- タバコを吸うことで、タバコの中のニコチンが脳の神経細胞にあるニコチン受容体に結合します。
そのことで神経細胞の端末よりドパミンが放出され満足感などの快感が得られます。
1. チャンピックスを内服することで、タバコを吸ってもニコチンが脳の神経細胞にあるニコチン受容体に結合するのを妨げ、喫煙による満足感を抑制します(拮抗作用)。
2. チャンピックスがニコチン受容体に結合することで少量のドパミンが放出され、禁煙に伴う離脱症状やタバコに対する切望感が軽減します(作動薬作用)。
たばこを吸って満足する状況を薬で補えたかといわれるとそうではなかった。依存症だったし。薬の効果がいくばくかは不明です。ずいぶん時間もたってしまった。チャンピックスは現在出荷停止とのこと。
2015年2月7日船上で禁煙スタート
最後の1本は、上越沖の釣船、里輝丸さんの船上だった。 今では考えられないが、釣りの時の待ち時間では必ず一服していたのだ。もっと早く辞めておけばよかった。
もっと言うと、たばこに費やした30年の時間と費用は本当に無駄だった。大切なものをたくさん失ってしまったと思う。健康。わざわざ体調を崩しながら働いている。精神面。わざわざメンタルを崩しながら働いている。本当に無駄だったと思います。
喫煙されている多くの方に、禁煙をお勧めします。取返しのつかないことを私たちはたくさんしています。早ければ早いほどいいと思います。
ぜひやめましょう。今さら戻ってきませんが、たばこを吸うのはやめましょう。いまでも喫煙されている方には、心より、心より、禁煙をお勧めいたします。
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